【写真説明】ここで前に戻り、前回筆者未踏査に付き紹介が不完全のままになっていた日本時代施工の上水道遺構を紹介する。当該地が市街地内にある為、T博士に撮影者としてご足労願った。前回の投稿の中に、遺構現場に立つ案内板全訳を織り込んだが、その案内文は、これもコメントしたように旗山地区が高雄県政府に属していた時期のものだ。今は、文化部文化資産局の管理下にあるサイトが恐らく最上位と思うが、水道施設関連の歴史情報に関しては、日本時代のものは手厚く扱われているのは、これも以前紹介したが、このウィキペディア台湾のリスト(「台灣日治時期水道設施」)を見ると良く分かる。旗山の当該指定古蹟に含まれるものは;表彰記念碑、引水道、阻水閘門及び階段、濾過・浄水池関連建築物である、と説明済だが遺構の中心を為す左・中央写真はどう見ても量水器室なのだが、台湾側でそういう説明に出会ったことが無い。ところでT博士は現地に二度出向いたのだが、「表彰記念碑」は未だ探し得ていない。(終り)
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