【写真説明】前々回の投稿で引用した『公民新聞』がリストアップした二番目の水橋は頭林水橋だ。水橋の高さ、延長は各々10b、56bの堂々とした構造物のはずで、グーグル・マップで俯瞰した西圓潭水橋の絵を掲載したように、大いに目立つはずなのだ。頭林水橋に対しても同じ作業を実行したのだが、見附け出せなかった。筆者が踏査した2019年当時、筆者の手元に地上10bの空間に渡槽が架けられていると云う情報を持ち併せていたかどうか?自信はないが、踏査区域−旗山市街地南部に隣接する雑踏地区。上段左・中央写真は今回の踏査区域内の旗山圳の風貌−は当時の手元情報に忠実だったと思う。筆者の利用している『台灣全覧』の縮尺は25,000分の一だが、頭林水橋の在処と思しき場所へのアクセスの手掛かりとして「過水橋」(水橋の意)と「魚市場舊址」(旧魚市場、右写真)が明記されている。それらのランドマークを含めたこのダイヤグラムは頭林水橋周辺の衛星写真で、ピンク実線部(=旗山圳)と点線部の交差地点に水橋があることになっている。確かに水橋は現場(下段三枚の写真)にあったが、公民新聞の報告にある水橋スペックに程遠いし、日本時代の遺物ではない。尚、右写真はミニ渡槽が掛けられている小川である。尚、前出のダイヤグラム上の右側、ピンク破線の終点は「旗山水利站」で『台灣全覧』からの転記だ。 ご覧のように大規模施設を抱合した地点なのだが、グーグル・マップ上に当該地点の記載はない。恐らく上水道施設かもしれないが、奇異の感じがある。テロ対策か?(続く)
2023年12月23日
『水の古道』旗山圳:三大水橋−頭林水橋(美濃古道−18)
【写真説明】前々回の投稿で引用した『公民新聞』がリストアップした二番目の水橋は頭林水橋だ。水橋の高さ、延長は各々10b、56bの堂々とした構造物のはずで、グーグル・マップで俯瞰した西圓潭水橋の絵を掲載したように、大いに目立つはずなのだ。頭林水橋に対しても同じ作業を実行したのだが、見附け出せなかった。筆者が踏査した2019年当時、筆者の手元に地上10bの空間に渡槽が架けられていると云う情報を持ち併せていたかどうか?自信はないが、踏査区域−旗山市街地南部に隣接する雑踏地区。上段左・中央写真は今回の踏査区域内の旗山圳の風貌−は当時の手元情報に忠実だったと思う。筆者の利用している『台灣全覧』の縮尺は25,000分の一だが、頭林水橋の在処と思しき場所へのアクセスの手掛かりとして「過水橋」(水橋の意)と「魚市場舊址」(旧魚市場、右写真)が明記されている。それらのランドマークを含めたこのダイヤグラムは頭林水橋周辺の衛星写真で、ピンク実線部(=旗山圳)と点線部の交差地点に水橋があることになっている。確かに水橋は現場(下段三枚の写真)にあったが、公民新聞の報告にある水橋スペックに程遠いし、日本時代の遺物ではない。尚、右写真はミニ渡槽が掛けられている小川である。尚、前出のダイヤグラム上の右側、ピンク破線の終点は「旗山水利站」で『台灣全覧』からの転記だ。 ご覧のように大規模施設を抱合した地点なのだが、グーグル・マップ上に当該地点の記載はない。恐らく上水道施設かもしれないが、奇異の感じがある。テロ対策か?(続く)
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