【写真説明】日本時代も恐らく鼓山公園と呼ばれていたか、旗山神社の為の鎮守の森であったかもしれぬ。当時の地形図には単に「公園」の表記あるのみ。左写真は、旗山神社を襲って興建された壮大な孔子廟下の階段踊り場から対岸の旗尾山連峰を望む。無論最高点が旗尾山であり最後方稜線左側が月光山である。天を突くような山容は何時見ても気分の良いものだが、筆者が足を主に伸ばすのは美濃側、即ち楠梓仙渓左岸側である。圧倒的に旗尾山方面から孔子廟を含む旗山市街地を見下ろしているのである。中央写真は担横山山頂より東側、旗尾山連峰最南部を旗山市街地越しに俯瞰する。阿里山山脈最南部はそのカウンターパートである玉山山脈最南部に比較すると標高は低くだらだらと標高を落としているのが良く分かる。右写真は担横山山頂に埋定された二基の測量基点、何れも国民政府のもの。嘗ては地籍三等も埋定されていたとのこと。(続く)
【関連する記事】
- 美濃古道−16:「原旗山上水道」−2
- 美濃古道−15:旗山渓−1:「原旗山上水道」
- 美濃古道−14(旗山三祠:旗山神社、旗尾神社、旗尾山祠)
- 美濃古道−12:月霊旗縦走(9)−擔横山(鼓山)
- 美濃古道−11:月霊旗縦走(8)−月光山(2)
- 美濃古道−10:月霊旗縦走(7)−月光山(1)
- 美濃古道−9:旗霊縦走(2)
- 美濃古道−8:月霊旗縦走(5)−旗霊縦走
- 美濃古道−7:月霊旗縦走(4)−旗尾山(4)
- 美濃古道−6:月霊旗縦走(3)−旗尾山(3)
- 美濃古道−5:月霊旗縦走(2)−旗尾山(2)
- 美濃古道−4:月霊旗縦走(1)−旗尾山
- 美濃古道−3:美濃古道(3)
- 美濃古道−2:美濃古道(2)
- 美濃古道−1:美濃古道(1)
- 美濃古道−0:概観