2022年09月17日
内本鹿越嶺古道西段−5:バリサン段(5)
【写真説明】バリサン駐在所遺構の筆者に依るスケッチを元に紹介するのが手っ取り早いのでそうさせて欲しい。出雲山林道は駐在所遺構の真ん中を正門から入り裏門に抜けていくような錯覚を覚える。林道は単純に遺構中央を北から南へと貫いていると云う意味だ。実際何処が正門なのか?は皆目見当が付かなかった。規模が大きかっただけに神社も建立されていたことは十分に想像が付き、その神社跡地と思しき残骸もあり、そこら辺りから正門の在処を予測出来たのかもしれない。上段左写真は、出雲山林道がバリサン駐在所遺構に入り込んだ時点で林道中央に設えてあった炉、前回のコメント通り、今年1月の尋根(魂)踏査の際に使われたものだと思われる。林道最南側から左側(東側)に延びる石塁が見事な部分のパノラマ写真を埋め込んだので御閲覧頂きたい。上段左写真と相向き合う形になる。恐らく石塁遺構としてはこの左側石塁が最高級のものだ。その石塁のクローズアップが上段中央・右写真、筆者の現場スケッチのハッチング右側と左側に相当する。下段写真は筆者現場スケッチの補完、左写真は駐在所敷地東側と思われる方面の遺構だ。ブヌン族石板意匠(無論意味判らず、尋根踏査の際置かれたものか?)と見事な石塁。中央写真はその見事な石塁を抱合する敷地東側に設営された正門かもしれない遺構、その右側は神社遺構ではないかと推論、四角形の台状を為しているからだ。右写真は水槽遺構?(続く)
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