2021年07月24日
蘭嶼−20:大森山−3
【写真説明】ネット上には最近の山行記録が公開されていたので、組し易しと思い込んでいた。現地ガイドには当初再登となる紅頭山への登山をサポートして貰おうと考えていたが、大森山登山を相談すると彼自身登ったことが無いとの事。その後直ぐに彼は先ず自分で登攀を試み、往復6時間を要したと報告して来た。山頂稜線に出る前の登山道傾斜は殆ど90度だったと云うコメントを添えて。自力での登山も可能と考えていたが、最終的には大森山登山のサポートを依頼した第一の理由は、ヤミ族の禁忌地域に踏み込まないように用心した為である。結局登山道上にはそういう場所が無かったようだったが、現地ガイドを雇ったのは正解だった。登山の前日に簡単な打合せに来てくれたが、ほんの数日前に再登し登り1時間半程度だったと云うのを聞き胸をなでおろした。そして3時間あれば往復可能と踏んでいた。しかし実際はとんでも無い登山と相成った。登山口と山頂の落差は僅かに450b、登山道総延長は片道2.5`程度なのだが、最終的には往復6時間を要した。逆に下りに時間を費やす結果になったのは、標高150〜450b間の連続する急登、特に標高200〜250bと同400〜450bの二箇所が酷く、中でも後者はほぼ垂直の低木と茅の壁を這い上がる羽目となった。今回は山頂稜線まで最後の50bの登りの景観、左写真は青青草原俯瞰、中央写真は下方から、右写真は上方から撮影した最後の登り。筆者自身の登攀の様子も埋め込んでおいた。(続く)
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