2021年07月10日
蘭嶼−18:大森山−1
【写真説明】左写真は蘭嶼の周回道路である環島公路を挟み青青草原の向い側に口を開けた大森山登山口への入口。同写真右側に木製の標示板が一部写り込んでいるが、「紅頭森林遊歩生態学園区」と記されている。この生態学園区入口が即ち大森山登山口なのだが、筆者の手元の市販地図には学園区の表記は無い。木製標示板は学園区名以外にも文字が記載されているが、長らく雨風に晒された為判読不能な箇所が多い。判読可能な部分には以下のような紹介が並ぶ(筆者拙訳):「現地の俗名は三條溝で三角山区に属する」;「重要な原生植物生長区」;「ヤミ族伝統の拼板舟専用樹種」;「蘭嶼島上、非常に貴重な生態保護園区」。これらの意味する所は追々説明する予定だ。大森山登山口イコール生態園区入口は左写真入口から僅かに辿った車道に掛かる忠愛橋袂にあり、そこから河床へ降りる部分が中央写真である。右写真はまだ生態園区内、登山道脇にある嘗ては屋根を頂いていたであろう東屋跡、行き当たった時咄嗟にヤミ族の祭場かと考えたのだが暫く眺めていて否定した。そこを過ぎると愈々熱帯雨林の世界となった。(続く)
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