【写真説明】龍泉禅寺登山口から龍門亭(東屋)を経て小坪頂方面へ向かう壽山北側の登山道目抜き通りが中心亭に至る分岐点手前で内惟越嶺古道と交差している(上掲左写真)。上掲中央・右写真はその古道部の情景。古道は中心亭上部で目抜き通りと交差(下掲左写真)する。その後、雅座方面へ登山道目抜き通りを辿ると雅座下で古道は越嶺点に至り古道を離れる(下掲中央写真)。越嶺点以降台湾海峡へ抜ける古道部は柴山部落越嶺古道と称されている。下掲右写真は柴山部落越嶺古道の越嶺点から暫く入り込んだ部分の情景。
龍泉禅寺からの木製(疑似木製)階段の設えられた壽山北側目抜き通りは、その通りの北限である小坪頂を通過し雅座に至るルートと、小坪頂に至る前遥か南側で分岐し中心亭を通過し前者と合流し雅座に至るルートがある。この内、龍泉禅寺登山口から中心亭に至る分岐点僅か南側までと、中心亭通過後僅かに登った地点から雅座下側で越嶺点に至る迄の合計二箇所が現在の壽山登山道目抜き通りと内惟越嶺古道とが重なっている部分であることが判った。中心亭に至る目抜き通りの僅かに南側のサンゴ石の露出した古道部は、古道たるオーラが立ち上っていた。そこを歩いていた年配の男性曰く、三十年前まではこちらが目抜き通りだったそうだ。越嶺点からのオリジナル古道も健在、軍管制区を示す警告板は勇敢にも足蹴にされ踏み跡が続く。そこから台湾海峡側に降りて行くのだが、「登山街60巷場域」内で解説されていた所謂「柴山部落越嶺古道」に替わる。(続く)
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