2020年02月29日

能高越嶺古道−31:古道東西分岐点−2

【写真説明】前回記事で、能高越嶺古道東西分岐点が草深く東段の行方が見渡せず拍子抜けしたと記した。これは拍子抜けした記憶のみが強く残っていたからだと、その後当時撮影した写真を眺めながら気付いた。分岐点を能高山登山道の方に切れ上がると、南華山と能高山の稜線が狭い台地上に盛り上がっている部分に出る。此処迄辿ると、太平洋岸迄広がる古道東段を抱合する山と谷が連続する勇壮な俯瞰となる。それがこのパノラマ写真である。前回の投稿を起こす際にこの写真を撮影したことはすっかり忘れていた。能高越嶺古道の国家歩道に指定され林務局が管理している総延長は26.5`、西段延長は15.5`、高度差約800b、東段延長は11`、高度差約1,300b、これに加え、国家歩道登山口から更に車乗り入れ可能地点である宿泊施設のある奇莱保線所まで台電道路を歩く必要がある、その距離約5`、高度差約200b。斯様な塩梅なので、古道全段を踏破したい場合、西段から入り東段に抜けるのが普通である。更に、東段踏破の面倒な所は、一般自動車道省道9号丙線終点の銅門から旧省道14号線を経て台湾電力道路(奇莱路)を奇莱保線所迄辿る約14`間は車乗り入れ可能とは云え、必ず車をチャーターする必要あり、その費用5,500台湾ドル!(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | 能高越嶺古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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