2019年12月07日
李棟山隘勇線−10:李棟隘勇監督所(李棟山古堡)−2
【写真説明】2006年10月に撮影した李棟山古堡の写真を掲載する。規模の広大さと堅牢さを数字でも表記しておく―四辺形の堡塁の長辺28b、短辺22b、コンクリート壁の最大厚み60a、銃眼(銃口)数31箇所。2003年、古蹟登録名「Tapung古堡」(タイヤル語、Tapongの表記もあり、発音は「タポン」に近いか?蕨類の意)にて新竹県県定古蹟指定、標高1,914bは台湾最高所の古蹟と謂われる。「霞喀羅古道−9:李棟山」では堡塁の規模を五十b四方と記しているが当時は筆者の推測。最高所の古蹟と雖も、古蹟の定義不明、例えば古道そのものが国定古蹟指定の八通関古道の最高所は海抜3,000bを超えている。上掲三枚は堡塁のスケールを感得出来そうな写真を選んだ。既に「霞喀羅古道」でも写真を掲載した大手門は北西向きである。左写真は堡塁の高さが判るように当時の遊楽客を入れ込んだ。中央写真は南東側から撮影、出来るだけ堡塁全体をカバーした積りだ。右写真は南側から撮影。下掲写真の左二枚は銃眼を撮影、左写真が内部、中央写真は外部、右写真は李棟山事件時の弾痕。(終り)
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