2019年08月10日
『水の古道』八奨渓義渡−3:道将圳−3
【写真説明】道将圳取水口から取り込まれた八掌渓の水はごく普通の水路(左写真:「道将圳幹線」)を通り嘉義市街地に流れ込んで行く。取水口から忠実に水路を辿るのは住宅地の建て込みの関係で無理なので、少し回り道をして、シリーズ『台灣的古圳道』に掲載されている糯米(モチゴメ)橋をグーグルを利用し探した。グーグルが指したのはダイヤグラム上の福安宮(中央写真)横の小橋で、日本時代架橋の橋が下敷きになっているはずなのだが、見当たらず。代わりに発見したのは同橋の名前が「道爺圳橋」(右写真)であること。あれあれ、道将圳が何時の間に道爺圳に代わったのやら?と訝ったが、元々は道将圳は道爺圳と将軍圳の集合名詞なので、筆者が取水口から辿って来たのは幹線とは言え道爺圳だったらしい。いずれにしても、筆者が辿り着いたのは1864年(同治3年)架橋、今は嘉義市指定古蹟の芳草橋(又は草地尾橋、古名は、道爺橋、又は道爺圳橋!)では無いのは確かで、次回の機会に委ねることにした。(続く)
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