2019年02月16日

関山越嶺古道−20

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【写真説明】向陽国家森林遊楽区入口脇の関山分局向陽派出所は、日本時代の向陽駐在所を襲ったものと筆者は考えており、「台湾百岳」ブログでもそう紹介した。ところが、今回嘉明湖を目指すに際し『台灣全覧』を眺めていたら、遊楽区内の観景平台(展望台)に括弧付きで「向陽駐在所旧址」が付記されているのに気付いた。つまり、現在の派出所は日本時代の駐在所の跡地では無く、実際は台湾二葉松保護林を利用した森林遊楽区内にあったと云うことだ。遊楽区は基本的に向陽山、三叉山、嘉明湖まで足を延ばさない観光客向けであり、東側(試しに日本語読み)に松陽(しょうよう)、向陽(こうよう)、向松(むかいまつ)、西側に松景(まつかげ:左写真)、松涛(まつなみ)の合計五本の遊歩道で構成され、何処を辿っても最後は向陽山への登山口に辿り着く。件の展望台(中央写真)は松涛歩道上にあり、ハイカーは専ら松景―松涛を登山道として利用している。この展望台(標高2,500b)までの登山道(1.5`)の部分が古道と重なる部分と想像されるが、展望台以降は右写真のような具合で藪に隠され皆目見当が付かない。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | 關山越嶺古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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