2019年01月26日
関山越嶺古道−17
【写真説明】台東県海端郷の中では最大の行政区画を擁するリト(利稲)村(左写真)は70戸、500人程度、新武路渓の支流である利稲渓の河岸段丘(その為、利稲台地と云う呼称を見たことがある)上に集落、原住民族の部落としては規模が大きいと思う。筆者が何を以て規模が大きいかと言うと、乗用車が余裕を持って擦れ違える幅を持った目抜き通り(中央写真は部落を東西に走る道路)があることだ。過去何度か立ち寄ったことがあり、村の西端にある小学校(霧鹿国民小学校利稲分校)の校庭で露営したこともあるが、部落の中を子細に歩いたことは無かった。嘉明湖行きを諦めたので、今回当地に二泊した。『台灣全覧』に依ると、マテングル(摩天)から下って来た関山越嶺古道は部落上方の南横公路を横切り、丁度派出所(関山分局利稲派出所)辺りに降りて来ているので、その痕跡を探してみることにした。リト―マテングル間の古道と南横との関係はこの概念図を参照すると判り易い。右写真は小学校付近から東方向の風景。(続く)
村の東側に広がる畑に途中からビニールハウスが何棟もできて苺を栽培するようになり、私も買った事があります。キャベツ畑は村より高い所にたくさんありますね。嘉明湖に行く時、村で所有者と話して道々キャベツを採って持って行った事があります。