2018年06月30日
出磺坑古道(法雲寺古道)−4
【写真説明】越嶺部から法雲寺までは下り一方の山道で、古道終点(左写真)は、日光を正面から浴びていたこともあり、碧色に輝く屋根瓦を戴く豪華な構えの法雲禅寺(中央写真)の裏側だった。木陰の中にハイカー、参拝者の為の休憩所が設けられている。当日の古道探索の際にはこの寺院が日本時代の創建であると云う予備知識があったものと思われる。従って、寺院本殿を正面から写した写真が三葉もある。現在の伽藍が戦後の再建であるのはその真新しさで判るのだが、日本時代の面影が無いかどうか?探してみた。左写真の階段は当時のままのように思われた。
もう少し法雲禅寺について書く。1911年(明治44年)開祖、1913年(大正2年)寺院着工、1915年(大正4年)落成、1935年(昭和10年)地震で倒壊。。。現在見る寺院は1981年(民国70年)改建。この記事を起こすに当たり、台湾のネットを渉猟すると「台湾早期四大仏教聖地」の一つと云う記述にぶつかったので、ウィキペディアで探すと「台湾仏教四大名山」の項有り、「伝統四大名山」、「新四大名山」に分れリストアップされている。前者の説明に日本時代の但し書き有り、つまり前述の「早期」とは日本時代創建を意味する:
基隆月眉山霊泉禅寺、台北観音山凌雲禅寺、苗栗大湖法雲寺、とあった。(続く)
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