2016年11月19日
安通越嶺古道−5
【写真説明】今回は読者の方々には少々退屈に思われるかもしれないが、古道中の国家歩道として整備された際に設えられた人工物群を紹介することに依る。本ブログの何処かで説明したことがあるかもしれないが、台湾島内の国家歩道として指定された部分は統一された所謂「生態工法」(自然に優しい設営方法)に基付き整備が進められている。2008年に整備が完了した安通越嶺古道も同様である。上掲左写真は前回投稿記事で紹介した約1キロ付近の最初の休憩所、そこを過ぎると、緩やかな勾配(同中央、右写真)が急坂に転じる。急登の段は海岸山脈の稜線、即ち古道最高点に到るまで木製階段(下掲左写真)でカバーされている。国家歩道西段として整備された起点−古道最高点標高は、640−930メートルで落差約300メートルである。4.2キロ表示のある省道30号線出入口地点の標高は215メートルなので、そこから歩き出すハイカーにとっての落差は700メートル強と云うことになる。下掲右写真は、西段終点に設けられたテラス、古道が海岸山脈稜線に到達するまでの距離は起点より1.5キロ、古道は平坦な稜線沿いに南側に約500メートル辿り、そこから太平洋側へ向かって下って行く。(続く)
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