2016年11月12日
安通越嶺古道−4
【写真説明】2010年に初めて安通越嶺古道西段起点に到った時のイメージとは、緩やかな山腹が広く刈られ場所に駐車場があり、大振りで背丈の高い林務局設置の「安通越嶺道」の看板(上掲左写真)が起立しているものだった。それから七年振りに現地に戻ってみると広く刈られた山腹など何処にも見当たらない。駐車場もほんの数台停められる程度の広さ(上掲中央写真)。一瞬、初回探訪以降の台風で古道起点を移転させたのかとも思ったりしたが、古道西段起点で出迎える大きな看板はその間風雨に晒され続けて来た様相を呈しているし、駐車場脇の古道案内板も草臥れている。古道を実際歩き始めてみても、過去のイメージと重ならず、入口から1キロ程の場所に最初の休憩所である涼亭が設けられているが、記憶の箱から引き出せず。2010年当時撮影した写真を見直し、この涼亭が写っていることに気付いた。写真のデータは夕方五時過ぎを示しているので、ここで時間切れ、そこから已む無く引き返したのだ。つまり、すっかり記憶の彼方に飛んでしまっていた。上掲右写真は、古道西段起点、筆者背中側が古道、ここから車両進入禁止、2010年当時は横木が渡されていたが、消失していた。下掲左写真は古道表示板、下掲中央写真は古道入口から暫く入り込んだ付近の古道風貌、下掲右写真は0.5キロ地点の国家歩道里程標、0.5キロ毎に立つ。(続く)
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