2016年04月02日
『水の古道』八堡[土/川]−5
【写真説明】中央写真は、彰化県道152線上に出ている八二彎古道の標示板(左写真)に従い、八卦山脈南端から取り付き丘陵上に至るべく北進、大園巷を横断する橋上から見た八堡一[土/川]。右写真は、二水市街地の中を走る八堡二[土/川]。古[土/川]の佇まいを色濃く残す。台湾鉄道二水駅から光文路を南下、渓邊巷と交わる地点で撮影。
実は、八卦山山脈+挑水古道を紹介した後、続けて八堡[土/川]に関する記事を起こす予定にしていた。と謂うのは、一つには挑水古道を探訪した同日、高雄に戻る前に八堡[土/川]も尋ねたこと、八堡[土/川]が八卦山脈の南端を潤していることがもう一つの事由である。ところが、台湾を代表する古[土/川]をどう紹介するかで随分辛吟してしまい。苦し紛れに繋ぎとしてクスクス社再訪を入れ込んだと云う経緯がある。
弊ブログ読者に以上の経緯を些かでも理解して貰う為に、八卦山山脈概念図をアップしたので参照にして欲しい。八二彎古道は、「八卦山古道−2」で紹介した、隔月刊『台湾山岳』の中でリスト・アップされた四本の古道の内の一本である。彰化県二水郷大園村と同恵民村に出入口を持つ、八卦山脈南端の平地と丘陵を結ぶ古道と云うことになっており、彰化県道152線上に標示板が出ているが、それを忠実に辿っても途中道路崩壊に付き進入禁止の警告板に出喰わし、登山口までは辿れず。八卦の八と二水の二とを合わせた古道名だと合点していたが、二十八個所の九十九折と云うのが由来として正当なようだ。
いずれにしても、八卦山脈―八卦山古道―八堡[土/川]を繋ぐことで、八堡[土/川]の投稿記事を納めることにする。(終わり)
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