2016年03月26日
『水の古道』八堡[土/川]−4
前回掲載した写真をあくまで単なる記録として撮影し終わった所で、面白い物を見付けた。八堡二[土/川]取水口正面、彰化県道152線上に隆興橋と云う一見何の変哲も無い短い橋が架かる。四本の橋柱の内、一本には鉄製のオレンジ色に塗られた意匠でカバーされており(左写真)、単なる観光用意匠かと気にも留め無かった。この橋柱と同じ側の反対の橋柱を見ると、「中華民国十三年一月竣工」とプレートが填め込まれていた(中央写真、同写真奥に林先生廟入口が写る)。民国13年とは大正13年である。試しにその何の特徴もありそうに無い橋の下を覗いて見て驚いた。日本時代建造の橋台がそのまま使われている!(右写真)つまり、観光用意匠かと思しき鉄製カバーは橋柱の崩落を防ぐ為の保護が主たる目的ではないのか!?(続く)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック