2015年11月14日

パイワン族秘道−86(トアアウ社:現屏東県來義郷義林村大後社)−2

Kodou-1612.jpg Kodou-1613.jpg Kodou-1614.jpg
【写真説明】左写真は、大後部落入口の自動車道脇に置かれたモニュメント。中央写真は大後部落全景。同写真向かい側に写る集落は屏東県泰武郷佳興村(プンティ社)、赤い橋梁の泰義橋はモーラコット台風後に架け替えられた。同写真右奥に写る尖峰は南大武山(標高2,841メートル)。右写真はモーラコット台風に拠る洪水に洗われた大後村東側の大河原。撮影者側に旧トアアウ社に至る農道入口がある。

大後部落、トアアウ社を本ブログで紹介するのは実は初めてではない。『パイワン族秘道−26:森丑之助「生蕃行脚」の世界-14』の中で少し触れてある。

大後部落の目抜き通りを抜けて、クワルス渓をプンティ社(佳興村)へ抜ける新装の泰義橋を渡らずにそのまま東側にクワルス渓沿に折れると、洪水で流された沿岸を整備した河原に出る。そこにも集落があったはずだ。そこを突き当りまで進むと、河原より一段高い場所に設けられた民家があり、そこが大後部落の突き当りのようだ。洪水で洗われた河原下には小さなコンクリート作りの建築物があり、自来水の文字が見える。大後村の上水道施設だったもので、手元の『台湾全覧』地図の記載と合致している。

旧社はとにかく農道をずんずん進んだ先にあると、大河原脇の農地で仕事をしていた原住民の方に教えられたので、そこに車を止めて歩き出す。農道とてアスファルトが敷かれ電柱が奥へ伸びている。農道を入ってすぐの場所に登山口があるはずなのだが、それらしき場所に当たらない。それで教えられた通り、農道を歩き続けることにした。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | パイワン族秘道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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