【写真説明】上段左写真は、青山村、旧サモハイ社と推察されるパイワン族集落入口。同中央写真は天主堂。同右写真は、鉄板に利用した百歩蛇の意匠、デカい!下掲左写真は、山地門郷立幼児園青山分組、青山幼稚園分園。この青山村と既に紹介済みの賽嘉村との間に沿山公路自行車道、サイクリングロードが敷設されており、色彩豊かな里程標と休憩小屋が点々と設けられている。その一例が同中央写真と右写真。
『台湾原住民族資訊資源網』には、青山村の由来に関する記載は無い。前回の青葉もそうだが、この青山も何故両隣のパイワン族集落にこのような地名を充てたか判らない。
青葉村の旧名が「阿烏」と表記されるように、青山村の場合は、手元の市販地図だと「沙模」なのだが、現地を踏査した際は同表記の道路標に行き当らず。『臺灣地形圖新解』に依ると、現在の青山村中央を流れる荖濃渓の一支流、沙模渓の上流右岸に「サモハイ社」の表記があるので、「沙漠」は「サモ」の日本語漢音表記だと判る。更に中央山脈側に電信発射站(日本風には電波信号発射基地か?)を擁する「沙漠背山」も存在している。(続く)
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