【写真説明】左写真は、タラマカウ社集落下のシデロウ社との連絡道脇にある使途不明のテラス。単に涼亭、休憩所の類とは異なる宗教色のある建造物故、掲載した。本文記事中の涼亭とは別。中央写真は小さな集落の入口に当たる部分に設置されたルカイ勇士。「ルカイ族秘道−25」に掲載したシデロウ社のそれと比較するとコミカルな感じがある。右手の勇士は弓を引いて太陽を射ようとしている。右写真は、これらルカイ勇士像近くに設けられた活動センター、タラマカウ社の集会所。尚、同社位置については、左メニュー『古道俯瞰図』、「ルカイ族秘道→[1]」をクリック。
隘寮北渓の支流であるタマリタ(漢語音訳不明)渓を挟んで、上下大武集落は向き合っているが、上大武たる東川巷の方が50メートル程度高台にある。両集落を結ぶ連絡道の中間、やや小山巷に近い方の脇に涼亭が設けられ、両集落を同時に眺められる。
現在の東川巷たる旧タラマカウ社は、小山巷たる旧シデロウ社に比べ更に小振り、お決まりのコンクリート床に金属製屋根を戴いた活動センターと集落内の涼亭が在り処を僅かばかりに誇示するだけ、一体どうやって集落機能を維持させているのか?想像が付かない。(続く)
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