【写真説明】前の記事で書いたように、以前は、筆者のような余所者が件の大門をくぐる時には些かとも異境へ踏み込む高揚感があったのだ。その門をくぐった後に通過するイラ集落は寒村然としていたが、それはそれで自然な感じがしたものだ。今は、豪華な高架橋と真新しい大サイズの谷川部落への指導標が掛かったが、寒村然とした佇まいは以前通りなので、逆にそのギャップが大いに不自然になってしまった。左写真はイラ社の「メイン・ストリート」で2001年の撮影、何故メインなのかと云うとこの街路やや奥、写真左側に教会へ通じる横小路が付いているからだ。中央写真は同じメイン・ストリートを2014年に撮影、十三年の差があるが、谷川大橋を支える巨大な橋梁がにょきりと生えた以外、何も変わっていない。右写真は同じ街路上に面した壁に描かれたルカイ族カップル。下掲写真は、2001年と2014年の谷川長老教会。新ためて、既に少なくとも十年以上も前から「谷川」の呼称が使われていたことを認識した次第。尚、イラ社位置については、左メニュー『古道俯瞰図』、「ルカイ族秘道→[1]」をクリック。(続く)
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