2014年09月27日

ルカイ族秘道−11:シャデル社(阿礼)−3

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【写真説明】2010年春に長治百合部落に移遷した阿礼村、シャデル社の2014年6月の状況。左二枚は集落内の様子。左写真右手前に写る白い建物は派出所、右写真は集落内唯一の雑貨屋さんへの道しるべ。以前は筆者自身この村に寄る度にビールを買ったものだ。下掲左写真は、省道24号線終点付近に立つ阿礼社区石碑。同右写真は、小学校校門付近に立つ歓迎標。

シャデル社、或いはアデル社は、ルカイ・パイワン族の集落の中では最高所、標高約1,500メートルの地に居住している、と廃村になり既に四年とは云え、元々の居住民が時折帰村し継続保護しているので、と叙述することにした。今回記事に掲載した写真を見ていただければ判るはずだ。

鄭安睎著『霧台、好茶古道与聚落研究報告書』に依れば、シャデル社は約370前に、コツアボアン社から十戸、三十余人が移り住んだのが起源だそうだ。これら最初の移民が辿った道こそは、筆者がその苦労話を延々と綴った、コツアボアン−シャデル社間道、今現在では真に唯一のパイワン族秘道だ。(続く)


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posted by 玉山 at 00:00| 台北 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ルカイ族秘道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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