【写真説明】左写真は、中央金礦山屋の向かい側に秀姑巒駐在所跡地を覆う竹藪。中央写真はその跡地から見た同山小屋。右写真は、同山小屋を次の経由地である杜鵑営地に向かうショートカット足る登山道が最初に出遭う古道の進行方向とは逆側の様子、秀姑巒駐在所へ至る段、即ち中央金礦山屋側に戻る格好になる。
八通関古道西段の中央金礦山屋=秀姑巒駐在所の次のマイルス―トンは、杜鵑営地=躑躅山駐在所である。
因みに。既に何処かで書いたことがあるが、日本人は「ツツジ」(躑躅)だが、中国語では正確には「紅毛杜鵑」、「杜鵑」とは、日本語では「ホトトギス」と仮名を振るが、中国語では日本語で謂う「シャクナゲ」のことで、日本語では通常「石楠花」の字を充てる。
八通関駐在所と秀姑巒駐在所の間は、標高が約2,800メートルで全く平坦だが、次の躑躅山駐在所は+400メートルの標高差があり、この間を詰めるのは少々苦しい。
杜鵑営地に至るには、バナイコ避難小屋と中央金礦山屋の中間地点から沢を渡り、相当直登し古道に出遭うルートと、中央金礦山屋の前を流れる同じ沢を渡り、僅かに直登、すぐに古道に出遭うルートで、この二つのルートは途中で出遭う。何故、前者のルートが設けられたのかよく判らない。後者のルートをもう少し詳しく説明すると、(沢渡り→直登=ショートカット=非古道)→古道出遭い→前者ルートとの出遭い→ショートカット(非古道)→古道再出遭い、という順番になる。
最初の古道出遭いでその古道を左側に辿ると、沢を隔てて中央金礦山屋の真向かい側、即ち秀姑巒駐在所跡地に出る。古道はそのまま沢を渡り小屋方向に付いていたのだと思う。既に崩壊している部分もあるが、最初の古道出遭いからこの小屋真向かいまでの古道は、最早本当の物好きしか歩かない正真正銘の古道段だと言える。(続く)
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