【写真説明】コツアボアン社最後の記事になる。前回紹介した南幡重助記念碑の裏は沢になっており、その碑の直ぐ下に滝壺がある。それが左写真、更にその沢を渡り暫く進むともう一つの沢に行き当たり、ここにも滝が掛かり滝壺があった。中央写真である。台湾サイト内ではどちらかの滝壺を「太陽池」と呼称した紹介が多い。ルカイ族の命名か?約七百年前に雲豹に導かれこの地に居住を定めたのは宜(むべ)なるかな。時代は下り同地に鉄線橋を掛けたのは日本人、その残骸が右写真、但し、具体的に何処で撮影したか思い出せない。というのは、その鉄線橋を架橋遺構として意識して撮影した記憶が全然無く、寧ろそんな写真を撮影していたことに驚いている有様だ。
私がこれまでの一連のブログで紹介してきた旧好茶の写真は非常に少ない。他方、台湾原住民族集落としては現時点では台湾唯一の国定古蹟故、台湾サイト内には写真を主体にした探訪記が溢れている。そんな中で、サイト『古茶歩安同學會的圖片庫』(「同學會」=同窓会)は秀逸である。その最初のアルバム、「2009古茶歩安月暦草稿」(カレンダー草稿)は、今現在は樹木に覆われた集落で、これも今は消失した新好茶への移遷以前、人々がどのように暮らしていたのか?新好茶への移遷直後の様子はどうだったか?等が具体的に判る写真が含まれており貴重である。背広と石板屋の取り合わせは初めて拝見した。(終り)
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