【写真説明】左写真は、虎頭[山/(土欠)]三角点、標高322メートル、ここと前述の九華山(同375メートル)間を結ぶ丘陵地帯をサイクリング道が走る。虎頭[山/(土欠)]が北側起点、九華山が南側起点、前者付近に虎頭[山/(土欠)]古道、後者付近に挑塩古道が残るという大雑把な解釈でいいと思う。中央写真は虎頭[山/(土欠)]三角点側に立つ「銅鑼サイクリング・コース(銅鑼自行車道)」指導標、右写真はサイクリング道上に嵌め込まれた煉瓦のプレート。行き先が九華山方面であることを示している。
虎頭[山/(土欠)]古道と称される道にも挑塩古道と称される道にも見事に敷かれた長径が20〜30センチ程度の大振りの卵型の石を見ることが出来る。1,237段がどちらの道に敷かれたのかは、サイト上は全く正反対の説明が混在している。前者は僅か100メートル程度しか残っておらず、後者は途中自動車道に分断されるが、総延長500メートル程度ある。どちらも非常に短い古道であり、それだけに誰でも歩けるし古道の雰囲気を十分に味わうことが出来る。
尚、この卵型の石、丘陵地帯下の田圃の畦(あぜ)を形成するのに広く使われており、ここら一帯の田園風景を一種独特なものにしている。台湾の田園風景の中でも私が最も好きなものの一つだ。>(メルマガ「台湾の声」2009年1月12日掲載分『苗栗県の古道』の一部を改編)次回へ続く...
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