2010年07月10日
『水の古道』白冷[土川]−4
【写真説明】左二枚は日本時代の取水口で、現役である。当時のものがそっくりそのまま使われている。この取水口、大甲渓の水を直接引き入れるのではなく、井戸を堀り伏流水を集める方式のようだ。その直径6メートル、深さ20メートル程の「井戸」の写真も撮ったがピンボケしているのでここに掲載するのを止めてしまった。三枚目はその取水口から宿舎(管理棟?)に上がる階段。右写真は階段を登り切った場所に残る門柱。尚、台湾では「入水口」の文字を用いる。(続く)
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その伏流水がこの井戸からどう流れるかは次回以降なのでしょうが、私が実際に見た二峰[土川]もそうであるように、当時の人が智恵を絞り、技術を結集して日本にとっての新しい土地である台湾をどうにかしようと言う意気込みが感じられます。ある人は青雲の志を持って渡ったと言っているように新しい事を様々に試す事が出来る場所だったように感じます。現地の人がどう感じたかは置いておいてですが。
そうです。。。その20メートル下には水が見えています。
この井戸から水がどう流れるのか?に関しては実は確認していません。私が確認した流れは、新しい取水口―大きな堰を造り水を溜めている―からの水だという理解です。でも、井戸の底には水が流れていますし、現在の取水口はこの井戸を含む二か所という台湾サイトの説明です。
最後のコメント、「現地の人がどう感じたか?」の一つの回答は次回以降の記事にあります。(了)
コメントありがとうございました。私のブログに対し「頭が下がります。」というメッセージを送ってくださった読者は元駐在員様が初めてです。それだけに非常に嬉しく思いました。
二十年前と現在との違いは何か?日本時代の物の掘り起こし、整理、紹介が進んだことでしょう。この十年でも急速に様変わりしたような印象を受けています。特に、宜蘭県は凄い!と思っています。
観光地としての台湾は日本人には人気がありますが、そういう方面への関心が高まるのを願っています。本当は、台湾に仕事で駐在している方が一番そういう探訪の機会に恵まれるわけですが、実際は殆どの方がゴルフに忙しい。勿体無い話だと思い眺めております。
今後とも宜しくお願い致します。(了)