2010年05月29日
福巴越嶺古道−4
【写真説明】福巴越嶺古道上の日本時代の駐在所跡地三枚。左はララ山駐在所入口。石塁、側溝等の遺構は残るが、入口自体を示すものがない上に入口は写真で見るような状況なのでで簡単に見落としてしまう。中央は、古道のほぼ中間点にある檜山駐在所。ここは指導標があり、一段高い広々とした駐在所跡地は休憩所としては最適である。右はチヤコン駐在所跡地。ここにも指導標はないが、誰かが掘り出した日本時代のガラス瓶が散在していた。
気象観測用施設、即ちタマン駐在所跡地を過ぎると古道は緩やかな下りに掛かる。原生林の中に、樹齢が優に千年を超えていると想像される檜の大木が散在している。
ララ山駐在所跡地は今は余程注意しないと見逃してしまうぐらいに草茫々。
これに対し、中間点の檜山駐在所跡は案内板も設けられており格好の休憩地になっている。そこまで辿りその後巴稜側に折り返しても然程苦にならない程度の勾配である。
他方、福山側から古道に入る場合、台北県新店市街を出発、ウライ温泉から台北県郷道107号線を終点まで辿ると福山、旧リモガン社に着く。道路状況は極めて良好で、新店-福山間は約一時間半のドライブ。リモガン社に入る少し手前に今は立派な古道入口が調えられているので迷うことはない。但し、福山の手前の村、信賢(旧ラハウ社)に検問所があり入山証を取得する必要がある。>(メルマガ「台湾の声」2009年10月7日掲載分の一部を改編)次回へ続く...
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