2009年11月14日

関山越嶺古道−3

Kodou-442.JPG Kodou-443.JPG
【写真説明】南台湾の雄峰、関山の威容を読者の方々に少しでも感じ取って貰いたい為に二枚選んだ。関山(標高3,668メートル、台湾百岳12号)は、これまでもこのブログで写真を紹介したことがある(例→)が、その全部が遠望だったので、ここではもう少し山容がはっきりしたものを掲載する。左写真は、向陽山(標高3,603メートル、百岳17号)直下から望んだ朝日を浴びる関山。なだらかなスロープを見せている。右写真は庫哈諾辛山(標高3,115メートル、百岳85号)近くから望んだ関山の大崩壊部。左写真とは対照的。

[「関山」の由来]
古道名の関山は、中央山脈南段の雄峰、関山(標高3,668メートル、台湾百岳12号)がもともとの由来だと思われるが、関山という特定の山岳を意味するというより、当時はこの関山から北側の向陽山(標高3,603メートル、百岳17号)まで伸びる、崩壊が激しく著しい起伏を繰り返す稜線は正に天嶮と呼ぶに相応しく、他に二つの台湾百岳である塔関山(標高3,222メートル、72号)と関山嶺山(標高3,176メートル、76号)を含み、これらを総称して大きな自然の関、関山と称していたのではないかと想像している。

尚、大関山という名の山は現在の地形図上には存在しないが、塔関山のことであり、今はトンネルの名前として残っている。叉、警備道上に設営された駐在所の中で、最も標高の高い場所に築かれた駐在所は警備道の最高点の東側で、関山駐在所と称され、その西側隣の駐在所には大関山という名が当ててあった。>(メルマガ「台湾の声」2009年5月9日掲載分の一部を改編)次回へ続く...
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 關山越嶺古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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