【写真説明】左写真は山麓の牧場の柵に設けられた大尖山への登山禁止の警告。見付かれば罰金3,000元(今日現在日本円8,800円程度)である。中央写真は頂上部の岩峰への取り付き地点。垂直に登るがロープが掛けられ樹木も多いので安全である。右写真は頂上の様子。このような岩のナイフを何本も突き立てたようなイメージで両側は見事に地上に向かって切れ落ちているが、その様はカメラではなかなか表現し難い。
[大尖山]-2
最近行ってみたら、警察局の登山禁止の注意書きのプレートの横に新たに「罰金3,000元」(約11,000円)のプレートが追加されていた。この山に登るのに一万円の価値があるかと問われれば、私は大いにあると答えるが、それは何人のグループで登るかに拠るということになる。十人のグループで登り警察に見付かり合計十数万円支払うというのはさすがに経済的ではない。
さて、意を決したにしても二つの障害がある。一つは登山口が判らないこと、登山禁止だから当然登山口の表示は無い。これは見当を付けて入り込み、古い登山道に行き当たるよう暫く試行錯誤しなければならない。
もう一つは、牛の糞だ。大尖山の周囲は台湾で最も広大な牧場が広がり、この牧場の緑の絨毯が墾丁国家公園の内陸部の景観の一部を支えている。従って山に入るためにはどうしても牧場を横断しなければならないのだが、牧場内は文字通り足の踏み場もない程糞だらけだ。
警察の目を掠める為に未だ暗いうちに登りに掛かるというのも一つの方法だが、二番目の障害を克服するのはとても難しいということになる。頂上からの文字通りの360度の眺望は眼前に遮るものが一切ないので、正に筆舌に尽くし難い絶景だが、頂上は刃を渡したような狭さになり両側が切れ落ちているので、実際頂上を歩き回るのは相当な勇気が必要なことは事実だ。>(メルマガ「台湾の声」2006年11月26日掲載分の一部を改編)次回へ続く...
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