2008年07月12日

パイワン族秘道−11:リキリキ社(現屏東県春日郷力里)−2

Kodou-240.JPG Kodou-241.JPG Kodou-242.JPG
【写真説明】「老力里部落遺址入口意象導覧図」中にある「小社」部落跡と思しき場所の二葉。左写真の上側に大漢林道沿いの電柱が一本だけ写っているので、農作業小屋らしきものがある場所との高度差が凡そ判ると思う。二枚目の写真はその小屋の辺りまで降りてみたものである。最初はこの地が学校跡地かと考えたのだが、どうもそうではないらしい。何故、そう自信が無かったのかは、導覧図中にある「涼亭」を通過せずに降りてしまったからだ。常識的に考えれば涼亭は明らかに日本時代の遺物ではない、簡単に言えば屋根を持つ休憩所である。それで、この写真そのものが休憩所かなとも考えたがそうではあるまい。そこから更に下に下っていく道が見付けられないのだ。いずれにしても、今回見付けられなかったのは残念だったが、お楽しみが増えたわけで、そう自分を慰めながら山を下った。

森丑之助の「生蕃行脚」に謂う、「里芋はパイワン族蕃人の主要なる食品で、殊に其の種類も多様で良種に富んで居る。日常の食事にしても其大半は里芋で、皮の儘に煮て、外皮をむいて食ふのである。これは主食物として蕃薯より優ること数等で、食ふて腹具合と云ひ保ち方と云ひ蕃人の食物としては好適なものだと思ふ。」。これが右側写真である。口の悪い台湾人に言わせれば、何故マンゴーを栽培しないのか?其の方が儲かるのに、である。主食は何かを問題にしているはずなのだが。(終わり)
posted by 玉山 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | パイワン族秘道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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