2013年11月02日
八通関古道東段−8
【写真説明】左写真は蕨駐在所から緑駐在所へ向かう古道の一風景。中央写真は緑駐在所跡。現地に案内板等は無いが、曾て建造物が存在したことが即座に看て取れる平地(ひらち)になっている。右写真はその緑駐在所を過ぎて更に西側へ歩を進めた古道脇に立つ六名の無傷の殉職者の碑。
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2013年11月08日
八通関古道東段−9
【写真説明】左写真は筆者が踏査した八通関古道東段の最も西側、トトクン駐在所跡で今はヘリポートのはずだが、ご覧のように草茫々。中央写真は、トトクン駐在所遺構の石垣。右写真は同駐在所跡に建てられた案内板及び指導標。本文記事最後に現地案内板の全訳を附した。下掲写真は同駐在所に至る古道上に横たわっていたキョンの新鮮な遺骸。右写真はカシン−黄麻間で見掛けた警告板!
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2013年11月16日
八通関古道東段−10
【写真説明】八通関古道東段蕨歩道上で出遭った一葉の可憐な蘭の花を紹介したく、記事をもう一つ起こすことにした。野生蘭に興味があれば台湾は正に宝庫である。筆者が台湾山中で出遭う蘭は、取り尽くされた後の商品価値の無いもののみの生き残りか?或いは、台湾政府の保護政策と啓蒙活動が大いに幸いして絶滅し掛けていたものが復活した結果か? いずれにしても、まるで人間を含む動物から隠れるように、将又見下すように存在していた。右写真は古道沿線で見掛けた普通種と思われる野生蘭。
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2013年11月23日
八通関古道東段−11
【写真説明】本カテゴリーの記事は前回で一旦閉じたのだが、何か足りないな?と感じ当時撮影した写真を眺めていたら、これまでの記事・写真は日本時代の駐在所跡地の紹介に忙しく、読者の皆さんへ対し肝心の「古道美」の露出が少な過ぎたのではないか?と思い始め、もう一回記事を起こすことにした。記事を起こすと云うより、写真を並べたと言った方が良い。実際の古道の様子は当時かなりの枚数を撮影したが、今回の選定は、人文風景たる古道沿線に残る日本時代の石塁との組み合わせを選定基準にした。この一段の沿線の自然は実に瑞々しいのだが、その一端を感じ取って貰えれば嬉しい限りだ。(終り)
(上段左)山風−カシン:路側石
(上段中)カシン−黄麻:石橋
(上段右)桃林−蕨:白樺林
(下段左)桃林−蕨:開鑿
(下段中)桃林−蕨:路側補強状況
(下段右)桃林−蕨:「空中に浮かぶ蘭」の在り処
2013年11月30日
淡蘭古道−1
【写真説明】左写真は、台北市万華区にある龍山寺境内中の本殿、2001年11月撮影。日本時代に修復され終戦間際消失、その後再建された本殿は、撮影時は修復中、ペイント画で本殿を模したテントが張り巡らされていた。当地は、101、故宮博物院、中正紀念堂と並ぶ台北市の「四大外国人観光地」とされる。「万華」の古名は[舟孟][舟甲]、道路名等で今でも残るが、所謂「古台北」の中心地、龍山寺はその古台北の顔である。台湾には北から、淡水、[舟孟][舟甲]、鹿港、台南、鳳山の地に同名の寺が現存するが、何れも、大本は大陸福建省泉州晉江龍山寺、台湾のそれらは台南のものを除き国指定の古蹟である。右写真は同境内の鐘楼。
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