2012年12月01日
蘇花古道−21(大南澳越嶺段−4)
【写真説明】蘇花古道と、旧省道9号線(省道とは今の台湾では実質国道の意味)との出会いの風景四枚。何回か記述したが、旧省道の大南澳嶺越の段は、日本時代の蘇澳−花蓮間を結ぶ道路の最終形態である自動車道「臨海道」を襲った部分である。従って、この部分は、今現在は物理的には二本の道路が交差しているが、歴史的には三本の古道、清代末開鑿の後山北路、日本時代の臨海道、そして戦後の省道が交叉していることになる。この旧自動車道が最終的に廃棄されたのは1985年と謂うから、ここに写るのは優に二十五年後の姿である。
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