2011年09月03日
合歓山越嶺古道−4
【写真説明】三枚の写真は、当時豪華な宿泊施設を擁していた旧「カラバオ」社関連。畢緑神木サービス・エリア下中横脇に入口のある産業道路を辿るとカラバオ農場管理人住居とその横にしつらえられた左写真のケーブルカーに行き当たる。この軌道は農場へ必要資材を運ぶ為の物で、一応人は運んでくれない。中央写真は谷越しはるか下に見えている旧カラバオ跡地の農場。歩けば相当な距離に思えたが、このケーブルカー上部起点横に付いている登山道を辿ること二時間程度で付いた場所が右写真のキャベツ畑。同写真左の最高点は屏風山(標高メートル3,250メートル、百岳64号)、その左側は奇莱主山北峰(同3,607メートル、百岳16号)。てっきりカラバオまで着いたと小躍りしていたが、実はこの農場は旧カラバオ上部に開かれた別農場であることに、戻り着いてから気付き非常に悔しい思いをした。つまり中央写真と右写真は異なる場所ということだ。
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2011年09月10日
合歓山越嶺古道−5
【写真説明】日本時代に開鑿されたダム工事用道路であるサカタン歩道の三枚。左写真は中横脇に設けられた歩道入口。トンネル上部、歩道入口架上方の三漢字が「サカタン」の漢音訳。中央写真は実際の歩道の様子。岩盤が豪快に削り出されている。右写真は歩道終点近くの日本時代建設のダム(台湾中国語は「攔水壩・らんすいは」)、現役である。
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2011年09月17日
合歓山越嶺古道−6
2011年09月23日
合歓山越嶺古道−7
【写真説明】右写真は奇莱主山北峰直下から合歓山群峰を望む。本当は明確に各峰を示したいのだが、端折る。同写真左より右に順に、合歓山東峰、合歓山主峰、合歓山西峰、石門山、北合歓山。因みに同写真下部の陰は奇莱主山北峰。合歓山「連峰」と呼んでいいのかもしれないが、両側に切れ落ちる峰を共有していないという意味で私は専ら「群峰」と呼んでいる。尚、奇莱主山北峰山頂から同方向を眺望したものは「台湾百岳」のサイトを参照の事。右写真は中横脇の玉山箭竹の群生の中に残る中横建設予定地標。既に優に五十年を経てしまった。同写真奥に僅かにピンクの紅毛杜鵑(ツツジ)が覗く。実際は春になると合歓山群峰一帯、ツツジが咲き誇る。私の技量ではとてもその美しさと広がりは表現出来ず、初めて目にした時、当時のしょぼいデジカメで数枚写したきりでその後はカメラを向けないことにしている。ツツジに対し失礼という意味である。
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