2008年03月01日
八通関古道−10
【写真説明】八通関古道東段は花蓮県玉里の市街から省道18号線を辿り約10キロの距離にある南安ビジター・センターが起点になる。休日は相当数な車と人で賑わう。その駐車場に今は強化プラスチックで保護された「八通関越道路開鑿記念碑」が立つ。左写真がそれである。他方、このビジター・センターに至るにはその直前に卓楽橋でラクラク渓を渡るのだが、ビジター・センターのラクラク渓を隔てた対岸山中に右写真の「八通関越道路開鑿殉職者之碑」が立つ。日本時代の古道は、この碑の立つ辺りに降りてきていたのだ。後者の碑には日本人とブヌン族の殉職者二十一名の名が刻まれているが、碑文に建立の日付が無い。但し、礎石部分も含め建立当時の姿のまま未だに無傷のまま残存しているのは感動的である。
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2008年03月08日
八通関古道−11
2008年03月15日
八通関古道鹿鳴段−1
【写真説明】左写真は日本時代から数えて三代目、或いは四代目と謂われる鹿鳴吊橋。二枚目の写真は現在の吊橋橋門横に残る二代目、或いは二・三代目の日本時代建立の橋門。三枚目の写真は吊橋を渡った対岸にある二代目(二・三代目)橋門。二枚目の写真の「鳴」の文字は故意に抉り取れているが、対岸のものは無傷。右写真は現在の吊橋の遥か下方のラクラク渓の川原に僅かに顔を覗かせている一代目橋門、1920年(大正9年)の竣工だそうだ。
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2008年03月22日
八通関古道鹿鳴段−2
【写真説明】左写真は鹿鳴吊橋を渡った対岸に残る林武局事務所廃屋、日本時代はここに駐在所と涼亭が置かれていたと謂う。今は草がきれいに刈られ気持ちのいい広場になっている。左二枚の写真は、これとは別に林務局が「鹿鳴駐在所跡」と称している入口付近と駐在所跡。草茫々だが僅かに残る石垣が嘗て住居があったことを物語る。
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2008年03月29日
八通関古道鹿鳴段−3
【写真説明】左写真は八通関古道鹿鳴段入口の道標。中央写真は八通関古道鹿鳴段途中の古道景観。右写真は古道途中から見下ろしたラクラク渓と卓楽橋、古道は卓楽橋右側に写る山中に降りて来ている。同写真右側に写る舗装道路が省道18号線。その道路上に赤い屋根が突き出ているが、入山検査哨、正式には「国家公園警察大隊玉山警察隊南安小隊」、ここに入山証・入園証を提出して古道に入る。但し、日帰りで入山するのであれば必要無い。南安ビジター・センターがその赤い屋根の右上側に僅かに写っている。
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